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システムの活用

中小企業におすすめの勤怠管理システム13選|目的別の選び方を解説

著者:チームスピリット編集部

近年、働き方改革の推進や法令遵守への意識の高まりを背景に、中小企業でも勤怠管理システムの導入が進んでいます。

本記事をご覧いただいている担当者の中にも、勤怠管理システムの導入を検討したり、既存のシステムに課題を感じてリプレイスを考えていたりする方がいらっしゃるかもしれません。

しかしながら、いざ勤怠管理システムを選ぼうにも選択肢が多すぎて、「自社に最適な製品をどう選べば良いかわからない」「失敗しないシステムがどれか分からない」といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

良くわからないまま適当に選んでしまえば、せっかく入れたシステムを活用できずまた別のシステムを選び直すことになり、無駄なリプレイスのコストがかかってしまう可能性があります。

本記事では、中小企業が勤怠管理システムを選ぶ際のポイントを解説します。また、小規模・零細企業でも勤怠管理システムがおすすな理由や、「初めての導入におすすめのシステム8個」+「リプレイスや複雑な管理をしたい企業におすすめのシステム5個」を比較表で紹介していきます。

勤怠管理システムの導入イメージが湧かない方は、記事の後半に過去の導入事例も紹介しているので、ぜひご覧ください。

自社に最適な勤怠管理システムをお探しの方へ

  • 既存システムでは機能や柔軟性が不足しており、その課題を解決したい
  • 就業規則の変更や法改正に都度対応できるシステムを利用したい
  • 自社に合わせたシステム運用を提案・サポートしてもらいたい

このような企業には、100以上の勤務パターンへの対応実績があり、会社独自の細かいルールや法改正にも柔軟に対応できる勤怠管理システム「チムスピ勤怠」が最適かもしれません。

解決できる課題や運用イメージなどを具体的にまとめた「チームスピリット サービスご紹介資料」をご用意しました。勤怠管理システムの導入をご検討中の方は、まずは一度ご覧ください。

「チームスピリットのサービス紹介資料」をダウンロードする

勤怠管理システムとは【基礎知識】

中小企業におすすめのシステムを具体的に紹介する前に、勤怠管理システムの基礎知識について簡単に解説します。

勤怠管理システムとは、出退勤時に打刻することで労働者の勤務状況を記録し、集計・出力できるシステムのことをいいます。

▼打刻された情報が自動で記録・計算される機能

kintaikanri_system.png

従業員が入力した勤怠情報を自動集計する機能や各種申請を行える機能もあり、従来の紙や表計算ソフトを用いた管理手法と比べて、業務の効率化や労務コンプライアンスの向上を実現できます。

システムによって多少異なりますが、主な機能としては以下の通りです。

  • 出退勤の打刻と記録
  • 勤務時間の自動集計
  • 残業時間の計算
  • 有給休暇の管理
  • シフト作成と管理
  • 各種申請の電子化(休暇申請、残業申請など)
  • 労働時間の可視化とレポート作成

※勤怠管理システムの概要や詳しい機能について知りたい方は、「勤怠管理システムとは?メリットや解決できる課題・必要性を解説」の記事もご覧ください。

これらの機能により、人事担当者の工数削減、勤怠管理に関するヒューマンエラーの防止、従業員の勤務状況の可視化による労務管理の適正化などが実現できます。

勤怠管理システムには、以下の通り、大きく分けてクラウド型とオンプレミス型があります。

クラウド型

オンプレミス型

特徴

システム提供会社が用意するネットワークを利用するためシステムを自社で構築・保有・保守する必要がなく、システム保守も基本的には不要

オーダーメイドで自社にシステムを1から構築し、自社でシステムを保有(もしくは外部に委託)してネットワークも社内のものを利用する

費用

比較的低額

非常に高額

自社システムとの相性の良さを追求するのであればオンプレミス型に強みがありますが、多大な開発コストがかかったり、法改正への対応を自社で行う必要があったりするため、負担の大きいスタイルだといえます。

そのため、多くの中小企業にとっておすすめなのは、クラウド型の勤怠管理システムの方です。労働基準法などの法改正にもいち早く無料で対応してもらえるなどメリットが多く、多くの中小企業がクラウド型の勤怠管理システムを導入しています。

※例えば弊社の「チムスピ勤怠(チムスピシリーズ)」は中小企業の4社に1社の導入実績があり、多くの企業様に満足いただいています。

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以降、本記事で「勤怠管理システム」と言う場合は、特に理由がない場合、クラウド型の勤怠管理システムを指します。

中小企業の最適解は勤怠管理システムなのか?勤怠管理手法4つの比較

前章で勤怠管理システムの概要を説明しましたが、中小企業にとって、勤怠管理システムの導入が本当に正しい選択なのでしょうか。ここでは、他の勤怠管理手法と比較しながら、勤怠管理システムの優位性を検討していきましょう。

中小企業における主な勤怠管理手法としては、以下の4つの方法が挙げられます。

  • 紙の出勤簿による管理
  • エクセルなどの表計算ソフトによる管理
  • タイムカードによる管理
  • 勤怠管理システム(クラウド型)による管理

それぞれの手法を8項目で比較してまとめたのが、以下の表です。

項目

紙の出勤簿

表計算ソフト

タイムカード

勤怠管理システム

初期費用

ランニングコスト


システムによっては無料で利用可能

リアルタイム性

×

×

×

正確性


手書きミスが多い


入力ミスが多い


打刻ミスが多い

自動計算のため高精度

管理効率

×

導入の容易さ

簡単に始められる

簡単に始められる

広く利用されている

導入と設定に時間がかかる場合も

メリット

・低コストで導入可能
・手軽に始められる

・集計業務がやや楽
・コストが低い

・幅広い年代に馴染みやすい

・リアルタイムで勤怠状況を把握できる
・集計工数がほぼ発生しない
・労務管理の効率化が大幅に進む

・複雑な勤務体系に対応できる など

注意点

・手書きミスが多い
・リアルタイム性がない

・数式のエラーが発生する場合がある
・入力ミスが多い

・他人が簡単に打刻できる
・打刻ミスの対応が必要

・導入コストが高い場合がある
・システムの設定に時間がかかる場合がある
・従業員への浸透に時間がかかる

勤怠管理システムは、他の方法と比べると導入コストがやや高く、従業員への浸透に時間がかかるなどの注意点はあるものの、自動集計による工数削減、複雑な勤務体系への対応、法改正へのアップデートなど、他の手法と比べて多くのメリットがあります。

また費用面に関しても、勤怠管理システムを導入することによって人件費や紙の使用が大幅に削減できることなどを考慮すると、中長期的には最も費用対効果の高い管理手法と言えるでしょう。

実際、弊社の勤怠管理システム「チムスピ勤怠」を導入した企業の事例を見ると、以下のような効果が出ています。

勤怠管理システムの導入によって削減できるコストは多岐に渡ります。コストをネックに導入に悩んでいる企業もあるかも知れませんが、表面的な導入コストだけで判断せず、人件費や備品の削減や離職率アップなどのメリットがどのくらいあるか試算してみることが大切です。

勤怠管理システムは小規模な企業にもおすすめ

中小企業の中でも小規模な会社の場合、「自社のような小さな企業が勤怠管理システムを導入して、コストに見合った効果が得られるのだろうか?」と疑問に感じる企業も多いかもしれません。

結論を述べると、規模の小さい企業であっても、勤怠管理システムは高い費用対効果を期待できます

小規模企業は限られた人員で競争優位性を高めていく必要があります。そのためには、多くの従業員がコア業務に集中できる環境を整えることが大切です。とはいえ現実には、勤怠管理などのノンコア業務に多くの時間を割かれているのではないでしょうか。

勤怠管理システムを導入することで、勤怠管理業務の自動化により人事担当者の工数を削減できるだけでなく、従業員の勤務状況を可視化することで、業務の効率化や適正な人員配置につなげることができます。

また、小規模企業では人事戦略も非常に重要です。優秀な人材を確保し、定着させるためには、柔軟な働き方の実現など、働きやすい環境を整備することが不可欠です。

勤怠管理システムを導入することで、他の勤怠管理手法では管理が難しいテレワークやフレックスタイム制など多様な働き方に対応しやすくなり、人材の獲得競争で優位に立つこともできるでしょう。

以上のように、小規模・零細企業こそ、勤怠管理システムを導入することで、限られたリソースを最大限に活用し、競争力を高めることができると言えます。利用するシステムによっては初期投資が必要となりますが、中長期的に見れば、費用対効果は十分に期待できます。

中小企業が勤怠管理システムを導入するメリット

ここまで勤怠管理システムの特徴を解説してきましたが、改めて中小企業が勤怠管理システムを導入するメリットを整理してみましょう。

中小企業が勤怠管理システムを導入するメリット

  • 労務管理業務の効率化と工数削減を実現できる
  • コンプライアンスの強化と法的リスクを低減させられる
  • 残業を削減できる
  • 人材の確保と定着率の向上につながる

このように、勤怠管理システムを導入することによって、業務効率化が行われ、その結果様々なメリットが得られるのです。

しかし、これらのメリットを得るには、自社にあった勤怠管理システムを選ばなければいけません。そこで、次は勤怠管理システムの選び方をみていきます。

中小企業の勤怠管理システムの選び方

ここからは、中小企業が勤怠管理システムを導入する際の選び方について詳しく解説していきます。

昨今導入が進んでいる勤怠管理システムにはたくさんの種類があり、「一体どれを選べば良いか分からない」という企業も多いのではないでしょうか。

どれも一見すると同じように思えますが、UI/UXも違いますし、費用はもちろん、カスタマイズ性、拡張性などさまざまな点で違いがあります。そのため、複数の製品の比較検討を行い、より自社に合った製品を導入することが大切です。

本章では、「初めての導入を検討している中小企業」、「初めてでも複雑な勤怠管理を行いたい中小企業」、「リプレイスを検討している中小企業」に分けて、選び方のポイントを紹介していきます。

初めて勤怠管理システムの導入を検討している企業

これまで勤怠管理システムを導入したことがない企業や、リプレイスを前提とした試験的な運用に最適なシステムを探している企業には、以下のような特徴を持った勤怠管理システムがおすすめです。

  • 導入が簡単(例えばメールアドレスの登録だけで利用開始できるなど)
  • 初期費用がかからない「〇〇名以下は無料」といったプランがある
  • 無料トライアルができる
  • 月額費用1人200円〜300円
  • 導入実績が豊富

いきなり高機能で高額なシステムを導入してしまうと、導入時の負担が大きく、失敗した場合のリスクも大きくなります。そのため、「とりあえずシステム化したい」のような目的の場合は、導入が簡単で費用がリーズナブルな勤怠管理システムがおすすめです。

ただし、このようなシステムを選ぶと、価格がリーズナブルな分、機能がシンプルで限られていたり拡張性がなかったりするケースがあるので注意しましょう。

また、実際に運用してみると、当初は気づかなかった課題や「追加で欲しい機能」が見えてくることがあります。例えば、当初は基本的な打刻機能だけで十分と考えていたものの、使っているうちにシフト管理機能やアラート機能の必要性を感じ始めることがあるかもしれません。

できれば事前に自社内で「必要な機能」をしっかりと洗い出して検討し、シンプルな勤怠管理システムをとりあえず導入してみるのか、それとも最初から高機能かつ柔軟なシステムを導入するのか決めることをおすすめします。

勤務体系が複雑でない企業であれば、シンプルな機能でも自社の勤怠管理に十分対応できる可能性があります。こうしたシンプルな勤怠管理システムを探している方は、このあとの「初めての導入を検討している中小企業におすすめの勤怠管理システム8選」をぜひ参考にしてください。

初めてでも複雑な勤怠管理を行いたい企業

初めて勤怠管理システムを導入する企業でも、「多様な働き方を導入している」「今後、働き方改革を進めるために、勤務体系を多様化させたい」といった理由で、複雑な勤怠管理が必要な企業も多いでしょう。

このようなニーズがある企業は、導入コストで選ぶのではなく、自社の要件に合っているかをチェックするのがおすすめです。

リプレイスを行うのにも人的・時間的なコストがかかります。シンプルなシステムから始めて後にリプレイスを行うとなると、再度システムの選定や設定、従業員への教育など多くの手間と時間がかかってしまいます。また、新システムへの移行期間中は、新旧両方のシステムを並行して運用する必要があるため、一時的に業務負荷が増加することも考えられます。

当社が行った「システムリプレイスに対する意識調査」の回答によると、中小企業の場合リプレイスには3か月から半年の期間を要するという結果も出ています。

そのため、複雑な勤怠管理が必要な企業や「失敗したくない」と考えている企業は、価格にとらわれず、最初から自社の要件に合った機能を備えたシステムを選ぶことが重要です。

具体的におすすめの勤怠管理システムは、このあと「リプレイスや複雑な管理を行いたい中小企業におすすめの勤怠管理システム5選」の章で詳しく紹介しています。ぜひ参考になさってください。

勤怠管理システムのリプレイスを検討している企業

中小企業の中でも、勤怠管理システムのリプレイスを検討している企業は、既存システムが抱える課題を解決できるシステムを選ぶことが大切です。

以下の5つのポイントを軸に、「今導入しているシステムの問題点がどこか」をしっかり洗い出しましょう。

  • 必要な機能が揃っているか
  • 多様な勤務形態へ対応できているか
  • 他システムと連携しやすいか
  • 使いやすいUI/UXかどうか
  • サポート体制が整っているか

例えば、リプレイスに至るケースとして以下のような状況があります。

  • 自社の就業規則に対応した、残業時間上限のアラート設定ができなかった
  • 部署ごとにコアタイムを変える設定ができなかった
  • フレックスタイム制の清算期間を3カ月以内に設定したかったのに、1カ月以内の設定しかできなかった
  • 時短勤務の設定自体はあるが、自社の就業規則に合わせた設定ができなかった
  • テレワーク中の外出や休憩が細かく登録できなかった
  • 勤怠管理システムと工数管理のシステムを連携させているが、勤怠と工数の情報が整合せず、適切な管理ができなかった

また、人事労務担当者200名を対象に弊社が行った「システムリプレイスに対する意識調査」では、勤怠管理システムの見直しを行うきっかけとして、「データの集計や分析がしにくい」「操作性が複雑で使いにくかった」「マニュアルやサポート体制が不十分だった」といった理由が挙げられていました。

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既存システムからリプレイスする際には、当然ながら既存システムの問題を解消するような勤怠管理システムを選ぶべきです。

リプレイスが必要な背景は企業によって異なるため、上記の事例を参考にしつつ、自社の課題を時間をかけて洗い出すことが、失敗しないリプレイスのポイントです。

※「リプレイスする結果になるのを回避したい」という方は、別記事「勤怠管理システムの失敗例6つ|導入失敗にならない選び方のポイントも解説」もぜひ参考にしてみてください。

初めての導入を検討している中小企業におすすめの勤怠管理システム8選

ここからは、初めての導入を検討している中小企業の中でも「シンプルでリーズナブルな勤怠管理システムを選びたい」という会社におすすめの製品を8つ紹介していきます。

数多く存在する勤怠管理システムの中から、以下の条件に合致するシステムを選定しました。

  • 月額費用が1人あたり100円〜300円とリーズナブル
  • 初期費用がかからない
  • 無料トライアルがある(または無料期間がある)
  • 機能がシンプルで導入も簡単である
  • 導入実績が豊富にある

初期費用

無料プラン

月額料金

こんな企業におすすめ

ハーモス勤怠

0円

30名以下は月額料金が無料

1人あたり
100円(31人以上)

コストを抑えたい小規模の企業

オツトメ!

0円

人数制限なしで完全無料

無料

勤怠管理システムの雰囲気を掴みたい企業



KING OF TIME

0円

本番と同じ環境で30日間の無料体験が可能

1人あたり
300円

打刻方法とAPI連携を重視したい企業

Teasy

0円

・5人まで無料(機能制限なし)


・申込後3ヶ月、機能制限なしで無料お試し可能(上限20名まで)

1人あたり

300円(5人以下無料)

従業員の使いやすさを重視したい企業

ジョブカン勤怠管理

0円

登録後、30日間無料で利用可能

1人あたり

200円

コストを抑えたい1万名以下の企業

ジンジャー勤怠

要見積もり

1ヶ月の無料トライアルが可能

1人あたり

300円

ジンジャーシリーズで一元管理したい企業

CLOUZA

0円

オプション機能を含めた全機能を30日間無料で利用可能(5人まで)

1人あたり

200円

とにかくシンプルなシステムが良い企業

マネーフォワード クラウド勤怠

0円

1ヶ月間の無料トライアルが可能

・1人あたり300円

・基本料金2,980円~

従量課金サービスを活用したい企業

以下からは、それぞれの勤怠管理システムの詳細を解説していきます。

ハーモス勤怠(HRMOS勤怠)|従業員30人以下なら無料プランあり

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引用:ハーモス勤怠公式サイト

打刻方法

パソコン/スマートフォン/タブレット/ICカード/QRコード/チャットツール連携(LINE・Slack・LINE WORKS)

機能

日々の勤怠確認(打刻データ・勤務データ)
申請・承認(ワークフロー)
勤怠データ出力(CSV出力)
勤怠レポート
残業アラート
有給休暇等の休日・休暇管理
テレワーク・在宅勤務への対応
さまざまな就業規則への対応 など

初期費用

0円

無料プラン

30名以下は月額料金が無料

月額料金

30名以下の場合:無料
31名以上の場合:1人あたり月額100円~

【ハーモス勤怠(HRMOS勤怠)の強み】

  • 初期費用が無料で、従業員数が30名以下の場合は月額料金も無料
  • Web給与明細や年末調整の機能も無料で使える
  • 累計60,000社もの導入実績(2023年3月末時点)

【ハーモス勤怠(HRMOS勤怠)が特におすすめの企業】

  • 価格の安さを重視する中小企業やベンチャー企業
  • 従業員数が30名以下の小規模企業

ハーモス勤怠(HRMOS勤怠)は、中小企業やベンチャー企業を中心に、累計60,000社もの導入実績を誇るクラウド型の勤怠管理システムです。以前は「IEYASU」という名称でサービスを提供していましたが、2022年2月にサービス名を変更しました。

初めて勤怠管理システムを導入する中小企業にとって、ハーモス勤怠は非常に魅力的な選択肢だと言えます。初期費用が無料なのに加え、従業員数が30名以下の場合は月額料金も完全に無料で利用できます。31名以上の場合でも、1人あたりの月額料金は100円からと、非常にリーズナブルな価格設定です。

また、ハーモス勤怠では、Web給与明細や年末調整の機能も無料で使うことができます。勤怠管理だけでなく、関連する人事労務業務も含めて、コストを抑えながら効率化を図ることができるでしょう。

ただし、無料または月額100円で利用する場合、一部機能に制限があることに注意が必要です。例えば、有給管理機能が利用できなかったり、データの保管期間が1年間に限定されたりします。この点が気にならなければ、ハーモス勤怠は小規模企業が最初に検討するシステムの1つとして、特におすすめのシステムだと言えるでしょう。

オツトメ!|人数制限なしで完全無料で利用できる

otsutome.png

引用:オツトメ!公式サイト

打刻方法

パソコン/スマホ/タブレット

機能

出退勤管理
スケジュール登録
メッセージ機能
CSV出力 など

初期費用

0円

無料プラン

人数制限なしで完全無料

月額料金

無料

【オツトメ!の強み】

  • 人数制限なしで完全無料で利用可能
  • 導入が簡単

【オツトメ!が特におすすめの企業】

  • とにかくコストを抑えたい企業
  • 勤怠管理システムの雰囲気を掴みたい企業

「オツトメ!」は、完全無料で利用できるWeb勤怠管理システムです。シンプルで使いやすいインターフェースが特徴で、パソコン、スマホ、タブレットからアクセス可能です。登録はメールアドレスのみで完了し、難しい設定は不要です。外部システムとの連携も可能で、勤怠データをCSV出力して給与計算ソフトウェアに取り込むことができます。

ただし、機能は非常にシンプルなものとなっています。そのため、勤怠管理システムを導入したことのない中小企業が、雰囲気を掴むために利用するような運用が良いでしょう。メールアドレスを登録するだけで利用を開始できるため、導入コストも低いので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

KING OF TIME|打刻の種類とAPI連携できるシステムが豊富

KING OF TIME.png

引用:KING OF TIME公式サイト

打刻方法

パソコン/スマートフォン/タブレット/ICカード/指紋・指静脈/Windowsログオンログオフ/カメレオンコード/入退室管理連携/温度検知連携/アルコールチェック連携/決済端末連携など

機能

残業時間の管理
スケジュール・シフト管理
フレックス・変形労働制などの管理
ワークフロー(申請・承認)
データ分析
休暇管理 など

初期費用

0円

無料プラン

本番と同じ環境で30日間の無料体験が可能

月額料金

1人あたり月額300円

【KING OF TIMEの強み】

  • 打刻方法の種類が非常に豊富
  • API連携できる外部システムが34サービスと多い
  • 追加料金なしで同シリーズの人事労務システム、データ分析システム、給与計算システムも利用可能

【KING OF TIMEが特におすすめの企業】

  • 小規模企業から従業員数5,000名程度の中規模企業まで幅広い
  • 打刻方法の種類の豊富さやAPI連携できる外部サービスの多さを重視する企業

KING OF TIMEは、2024年6月時点で導入企業数55,000社以上、利用ユーザー数331万人以上を誇る、シンプルでありながら機能豊富なクラウド型勤怠管理システムです。初期費用が無料で、月額料金が1人あたり300円のワンプライスという、分かりやすい料金体系が大きな魅力です。

この300円という料金には、同シリーズの人事労務システム、データ分析システム、給与計算システムの利用も含まれています。勤怠管理の機能面も豊富で、フレックスタイム制や変形労働制への対応、有給管理機能など、多様な働き方に対応可能です。

打刻方法の種類の豊富さも強みで、同じシンプル型の他サービスではあまり対応していない、Windowsのログオンログオフ連携や、カメレオンコード、チャット打刻(WowTalk・LINE WORKS)、決済端末連携、温度検知連携などを利用できます。

また、KING OF TIMEは、API連携できる外部システムが34サービスと、他のシステムと比べても非常に豊富です。freee人事労務やマネーフォワードクラウド給与、SmartHR、給与奉行クラウドなど、様々なサービスとシームレスに連携できるため、人事労務管理業務の効率化を図ることができます。

以上のように、KING OF TIMEは、シンプルな料金体系でありながら、豊富な打刻方法と外部システム連携、関連サービスとのバンドルなど、機能性と拡張性に優れた勤怠管理システムです。初めての導入から、より高度な運用まで、幅広いニーズに対応できるシステムだと言えます。

Teasy|従業員の使いやすさを重視したい企業におすすめ

Teasy.png

引用:Teasy公式サイト

打刻方法

Web 打刻 ( GPS 取得選択 ) 、Slackアプリ打刻 ( API 打刻 ) 、IC カード打刻

機能

出退勤管理
勤務表管理
通知・アラート機能
労働負荷状況のメーター など

初期費用

0円

無料プラン

・5人まで無料(機能制限なし)
・申込後3ヶ月、機能制限なしで無料お試し可能(上限20名まで)

月額料金

1人あたり300円(6人〜)
※500人以上は要相談

【Teasyの強み】

  • 従業員が使いやすい設計
  • 業務負担をチームでフォローし合える設計

【Teasyが特におすすめの企業】

  • 従業員の使いやすさを重視したい企業
  • 労働環境の改善を行いたい企業

Teasyは、勤怠管理をより親しみやすく利用できるよう設計されたシステムで、日々打刻を行う従業員の使いやすさに強みがあります。また、「残業をゼロにし定時上がりを目指そうというコンセプト」のもと、残業を削減する工夫がなされています。

たとえば、直近2週間の勤務情報 ( 労働時間、残業、深夜残業など) を元に算出された従業員の労働負荷状況をメーターで表現する機能があります。これらの情報をチームで共有することで、互いにフォローし合える環境を整えることができます。

また、「Teasy」は5人以下であれば、無料で全ての機能を利用できる点も魅力です。

ジョブカン勤怠管理|導入企業数で選びたい企業向け

jobcan.png

引用:ジョブカン勤怠公式サイト

打刻方法

パソコン/スマートフォン/タブレット/ICカード/指静脈・顔認証/チャットツール連携(LINE・Slack)

機能

出勤管理
シフト管理
休暇の申請管理
工数管理
自動集計
超過労働対策
医療機関特化 など

初期費用

0円

無料プラン

登録後、30日間無料で利用可能

月額料金

1人あたり月額200円~500円
※「出勤管理」、「シフト管理」、「休暇・申請管理」、「工数管理」の4つの機能の組み合わせで料金が変動

【ジョブカン勤怠の強み】

  • ITトレンドの勤怠管理・就業管理システムの年間ランキング2023でNo.1を獲得
  • シリーズ累計導入実績は20万社を超える
  • 柔軟な料金プラン

【ジョブカン勤怠が特におすすめの企業】

  • 初めて勤怠管理システムを導入する中小企業
  • コストパフォーマンスを重視する企業
  • シンプルで使いやすく、信頼性の高いシステムを求める企業

ジョブカン勤怠管理が、初めて勤怠管理システムを導入する中小企業にとっておすすめのポイントは、柔軟な料金プランにあります。基本的な勤怠管理機能のみを必要とする場合は、月額200円のプランから利用することが可能で、必要に応じて機能を増やすことが可能です。

初めて勤怠管理システムを導入する場合、どの機能が必要かわからないことも多いでしょう。ジョブカン勤怠管理なら、まずは基本的な機能から始めて、徐々に必要な機能を追加していくことができます。これにより、無駄なコストをかけることなく、自社に最適なシステムを構築できます。

また、ジョブカン勤怠管理は、ITトレンドの「勤怠管理・就業管理システムの年間ランキング2023」でNo.1を獲得したシステムです。2024年6月時点でシリーズ累計導入実績は20万社を超えており、多くの勤怠管理システムの中でもトップレベルの導入数を誇ります。信頼性の高いシステムを探している企業にとっても、特におすすめのシステムと言えるでしょう。

ジンジャー勤怠(jinjer勤怠)|ジンジャーシリーズで一元管理したい企業におすすめ

jinjer.png

引用:ジンジャー勤怠公式サイト

打刻方法

パソコン/スマートフォン/タブレット/ICカード/チャット打刻(Slack・Chatwork)

機能

出退勤管理
自動集計
申請承認(ワークフロー)
シフト管理
有休管理
予実管理
アラート機能
英語対応 など

初期費用

要見積もり

無料プラン

1ヶ月の無料トライアルが可能

月額料金

1人あたり月額300円~

【ジンジャー勤怠の強み】

  • ジンジャーシリーズ内の他のサービスとの連携がしやすい
  • 雇用契約や社会保険手続きなどの機能をオプションで追加可能

【ジンジャー勤怠が特におすすめの企業】

  • 将来的に人事労務管理や給与計算などの機能も必要になる可能性がある企業
  • 外部システムとの連携の必要性が低い企業

ジンジャー勤怠は、2024年6月時点で1.8万社が導入しているジンジャーシリーズのうちの1つの機能として提供されている勤怠管理システムです。初期費用は無料で、月額料金は1人あたり300円と、手頃な価格設定になっています。

ジンジャー勤怠の特徴は、同じジンジャーシリーズ内の他のサービスとの連携の良さです。ジンジャーシリーズには、「jinjer人事労務」「jinjer給与」「jinjerワークフロー」といったサービスも存在しており、それぞれ月額300円/人で利用できます。これらのサービスと組み合わせることで、勤怠管理だけでなく、人事労務管理や給与計算、ワークフローの管理まで、一貫して行うことができます。

初めて勤怠管理システムを導入する中小企業にとって、将来的に人事労務管理や給与計算などの機能も必要になる可能性があります。その際、別のシステムを導入するのではなく、同じシリーズ内のサービスを追加で利用できるのは大きなメリットだと言えるでしょう。

一方で、ジンジャー勤怠の弱みは、外部システムとのAPI連携ができない点です。他のシステムとの連携が必要な場合は、別の勤怠管理システムを検討する必要があるでしょう。ただし、ジンジャーシリーズ内のサービスを組み合わせることで、多くの業務をカバーできるため、外部システムとの連携の必要性は低くなると考えられます。

以上のように、ジンジャー勤怠は、同じシリーズ内のサービスとの連携の良さと、柔軟な機能拡張性が特徴のシステムです。初めて勤怠管理システムを導入する中小企業が、将来的な業務拡大も見据えてシステムを選ぶ際には、検討に値する選択肢だと言えるでしょう。

CLOUZA(クラウザ)|シンプルなシステムを求める企業向け

CLOUZA.png

引用:CLOUZA(クラウザ)公式サイト

打刻方法

パソコン/スマートフォン/タブレット/ICカード

機能

勤務状況のリアルタイム管理
集計データの確認・修正
シフト管理
位置情報の確認
アラート機能
PDF出力機能
年次有給休暇管理
申請承認ワークフロー
在宅勤務管理 など

初期費用

0円

無料プラン

オプション機能を含めた全機能を30日間無料で利用可能(5人まで)

月額料金

1人あたり月額200円~

【CLOUZA(クラウザ)の強み】

  • 初期費用が無料で、月額料金が1人あたり200円と手頃
  • 完全従量課金制で、閑散期と繁忙期で勤怠管理をする人数が変動する企業に最適
  • シンプルさが魅力

【CLOUZA(クラウザ)が特におすすめの企業】

  • 初めての導入で、とにかく簡単に使えるシステムを探している中小企業
  • 季節によって従業員数が変動する企業

CLOUZA(クラウザ)は初期費用が無料で、月額料金は1人あたり200円と、非常にリーズナブルな価格設定になっています。また、大きな特徴として完全従量課金制を採用している点があります。これは、実際に勤怠管理システムを利用した人数分だけの料金が発生する仕組みです。閑散期と繁忙期で勤怠管理をする人数が変動する中小企業は、CLOUZAを導入することで無駄を抑えることができます。

またCLOUZAは、そのシンプルさも特徴の1つです。特別な機能やAPI連携できるシステムはありませんが、その分、導入や運用が非常に簡単です。初めて勤怠管理システムを導入する中小企業にとって、複雑な機能は必要ないという場合も多いでしょう。CLOUZAなら、シンプルな機能で、手軽に勤怠管理をスタートできます。

マネーフォワードクラウド勤怠|必要に応じて機能を追加しながら使いたい企業向け

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引用:マネーフォワードクラウド勤怠公式サイト

打刻方法

パソコン/スマートフォン/ICカード

機能

勤怠管理
ワークフロー
異動履歴管理
休暇管理
アラート機能
シフトやフレックスタイムなどの就業形態管理 など

初期費用

0円

無料プラン

1ヶ月間の無料トライアルが可能

月額料金

▼基本料金
小規模事業者向け:2,980円/月~
中小企業向け:4,980円/月~

▼従量課金
クラウド勤怠:300円/名~

【マネーフォワードクラウド勤怠の強み】

  • 基本料金+従量課金制の料金体系で、自社に必要な機能だけを選択可能
  • 様々な働き方に対応し、給与計算との連携も可能
  • バックオフィス業務の一元管理に適している

【マネーフォワードクラウド勤怠が特におすすめの企業】

  • 50名以下の規模の中小企業
  • 働き方改革を推進しつつ、勤怠管理を中心とした業務効率化を目指す企業

マネーフォワードクラウド勤怠は、会計から経費まで幅広いサービスを展開する「マネーフォワードシリーズ」の一部として提供されている勤怠管理システムです。他のシステムとは異なる基本料金+従量課金制の料金体系を採用しており、自社に必要な機能だけを選んで利用できるのが大きな特徴です。

マネーフォワードクラウド勤怠は基本勤務制やシフト制、裁量労働制、フレックスタイム制など、様々な働き方に対応しているため、自社の勤務体系に合わせた運用が可能です。そのため、自社の働き方改革を推進したい中小企業の大きな助けになるでしょう。

また、マネーフォワードクラウド勤怠は、同じシリーズのマネーフォワードクラウド給与とのデータ連携が可能です。勤怠データを自動的に給与計算に反映できるため、人事労務管理業務の効率化につながります。「会計」「請求書」「年末調整」など、バックオフィス業務に関連する豊富なサービスとも連携できるため、勤怠管理だけでなく、関連業務も含めて一元的に管理することができます。

以上のように、マネーフォワードクラウド勤怠は、様々な働き方に対応し、給与計算との連携も可能な、バックオフィス業務の一元管理に適した勤怠管理システムです。働き方改革を推進しつつ、勤怠管理を中心とした業務効率化を目指す中小企業に、特におすすめのシステムだと言えます。

リプレイスや複雑な管理を行いたい中小企業におすすめの勤怠管理システム5選

次は、リプレイスや複雑な管理を行いたい中小企業におすすめの勤怠管理システムを紹介します。

リプレイスしたい理由や「どのような管理をしたいか」は企業によって異なるため一概にはいえませんが、ここでは、以下をポイントに選定しました。

  • 設定を柔軟に自社仕様にカスタマイズできる
  • 多様な勤務形態への対応が可能
  • 他システムとの連携性に優れている
  • UI/UXが優れており誰でも直感的に使いやすい
  • サポート体制が充実している

これから紹介する5つの勤怠管理システムは、これらのポイントにおいて特に優れたサービスを提供しているシステムです。ぜひ参考にしてみてください。

初期費用

月額料金

こんな企業におすすめ

チムスピ勤怠

150,000円

1人あたり400円~

リモートワークやフレックスタイム制など、多様な就業規則を採用している企業

キンタイミライ(旧バイバイ タイムカード)

要見積もり

250,000円〜

ホテル・旅館業、運輸・倉庫業など

CC-BizMate

要見積もり

1人あたり10,000円(50ユーザーまで)

カスタマイズしつつ月額料金は抑えたい企業

TimePro-VG

要見積もり

要見積もり

自社に合わせて勤怠管理システムを設計・構築したい企業

freee人事労務

0円

1人あたり800円~(6人以降)

労務手続きを一元管理したい1,000名規模までの企業

チムスピ勤怠|中小企業の4社に1社の導入実績があるシステム

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引用:チームスピリット公式サイト

打刻方法

パソコン/スマートフォン/タブレット/タイムレコーダー/NFCリーダ(カードリーダ)/マイフェアカード・シール/顔認証/セキュリティドア/PCログ

機能

勤怠管理(打刻や集計・有給管理など)
電子稟議
社内SNS
レポート、ダッシュボード
タイムレポート など

※経費精算ができる「チムスピ経費」や工数管理ができる「チムスピ工数管理」を追加し連携させることも可能

初期費用

150,000円

月額料金

1人あたり月額400円~(50IDから利用可能)
※各企業のニーズに合わせたパッケージ価格もあります

【チムスピ勤怠の強み】

  • 会社独自の細かいルールや、法改正に柔軟に対応できる(100以上の勤務パターンに対応)
  • 中小企業の4社に1社の導入実績がある
  • データをもとに働き方を「見える化」し、組織の生産性向上を図れる
  • ニーズに合わせて、経費精算や工数管理などの機能を過不足なく追加できる

【チムスピ勤怠が特におすすめの企業】

  • 既存システムでは機能や柔軟性が不足しており、その課題を解決したい企業
  • 働き方や法改正などを加味した上で、その都度発生する課題に対応できるシステムを利用したい企業
  • 勤怠管理と工数管理をシームレスに行い、プロジェクトの生産性を高めたい企業
  • 自社に合わせたシステム運用を、丁寧にサポートしてもらいたい企業
  • 他社会計ソフトとの連携性を重視する企業
  • 勤怠と工数の整合性を重視する企業

チムスピ勤怠は、2024年4月時点で累計1800社以上が導入する「チームスピリットシリーズ」の勤怠管理システムです。50名~数万名規模の大企業まで幅広い企業の導入実績があり、中小企業においては4社に1社の導入実績を誇ります。

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変形労働制や裁量労働制、みなし労働制、管理監督者など多様な勤務体系に対応しており、打刻方法の種類も豊富に取り揃えているため、どんな企業でも柔軟に勤怠管理を行えます。カスタマイズ性の高さも強みであり、企業ごとに存在する100以上の勤務パターンに対応した事例もあります。

さらに、ERP・給与計算・管理会計・原価管理などの基幹システムとも柔軟に連携可能です。同じシリーズの「チムスピ工数」や「チムスピ経費」と組み合わせることでバックオフィス業務の一元管理が可能になり、様々な業務を効率化させることができます。

  • 既存の勤怠管理システムでは「細かい中抜け」や「部署ごとの独自ルール」などに対応できず、結局手作業で入力調整しているため手間がかかる
  • 時短社員の残業時間が通常社員と異なるため、目視でチェックが必要となり面倒に感じてい
  • 時短勤務の社員やコアタイム勤務の社員の残業時間をリアルタイムで管理できないため、「このまま行くと残業上限に引っかかりそうだ」といった問題に気づきにくく、危機感を覚えている

このような企業は、ぜひ「チムスピ勤怠」の導入を検討してみてください。

キンタイミライ(旧バイバイタイムカード)|サービス業・運輸・流通などにおすすめ

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引用:キンタイミライ公式サイト

打刻方法

パソコン/スマートフォン/タブレット/ICカード/QRコード/指静脈/Windowsログオン/携帯電話+画面メモ

機能

有休・振休・代休 付与・残数管理
給与計算向けデータの出力
PDF出勤簿
勤務中従業員一覧
パターン型 シフト管理 など

初期費用

要見積もり

月額料金

要見積もり

【キンタイミライの強み】

  • 3,000人以上の規模の市場で10年連続シェア1位を獲得(2024年6月時点)
  • ホテル・旅館業、運輸・倉庫業、流通・サービス業などにおける、従来のシステムでは実現が難しかった複雑な勤怠管理にも対応

【キンタイミライが特におすすめの企業】

  • ホテル・旅館業、運輸・倉庫業、流通・サービス業など、シンプル型の勤怠管理システムではうまく管理できない企業

キンタイミライは、複雑な就業ルールを持つ企業向けの勤怠管理システムとして、大規模企業を中心に選ばれています。10年連続で、3,000人以上の大企業に最も多く導入されている実績は、システムの信頼性と柔軟性の高さを示しています。

中小企業の中にも、業種特性や事業の成長に伴い、勤怠管理の複雑化に悩む企業は少なくありません。特に、ホテル・運輸・飲食・レジャー産業などのサービス業では、現場の従業員がパソコンなどのデジタルツールに不慣れなケースも多く、勤怠管理のデジタル化に課題を抱えている企業もあるでしょう。

キンタイミライは、こうした企業のニーズにも柔軟に対応できるシステムです。勤怠管理だけでなく、社食システム機能やシフト管理機能、生産性管理機能なども備えており、業務全体の効率化を図ることができます。

リプレイスを検討している中小企業にとって、キンタイミライは、複雑な就業ルールへの対応力と、業務効率化のための多機能性が魅力的なシステムだと言えます。大企業での導入実績が示すように、システムの信頼性も高く、安心して導入できるでしょう。

以上のように、既存のシステムでは対応しきれない課題を抱えており、勤怠管理を中心により広範な業務の効率化を目指す中小企業は、キンタイミライの導入を検討する価値があります。自社の業務特性に合わせて、必要な機能を選択し、段階的に活用範囲を拡大していくことで、業務のデジタル化とともに、働き方改革の推進にもつなげることができるでしょう。

CC-BizMate|カスタマイズしつつ月額料金を抑えたい企業向け

CC-BizMate.png

引用:CC-BizMate公式サイト

打刻方法

パソコン/スマートフォン/タブレット/ICカード/入退館システム連携/ログインログオフ連携

機能

打刻管理
勤怠管理
工数管理/おしごと内容分析 など

初期費用

250,000円~

月額料金

月額10,000円(50ユーザまで)~
追加IDごとに月額200円
工数管理/おしごと内容分析はプラス5,000円/月(100円/追加ID)

【CC-BizMateの強み】

  • 社員ごとに1日の労働時間の内訳を管理できる
  • 企業に合ったアドオン開発が可能なため、独自の勤務ルールに対応できる

【CC-BizMateが特におすすめの企業】

  • 自社仕様にカスタマイズしつつ月額料金は抑えたい企業

CC-BizMateは、工数管理や生産性管理の機能を備えた、柔軟にカスタマイズ可能なクラウド勤怠管理システムです。リプレイスを検討している中小企業にとって、自社の要件に合わせたシステムの構築と、コストの最適化を両立できる魅力的な選択肢だと言えます。

月額料金は1人あたり200円からと非常に安価ながら、自社の業務特性や勤務ルールに合わせて、システムをカスタマイズできる点が大きな強みです。既存のシステムでは対応しきれない細かな要件があっても、CC-BizMateなら、それらを反映したシステムを構築できるでしょう。

また、小規模から大規模まで、幅広い企業規模に対応可能なスケーラビリティも魅力です。IT業や小売業、製造業など、様々な業種での導入実績があるため、自社の業種特有の課題にも柔軟に対応してくれることが期待できます。

リプレイスに際して、自社仕様へのカスタマイズと月額料金の抑制を両立したいと考える中小企業にとって、CC-BizMateは最適なシステムの一つです。勤怠管理だけでなく、工数管理や生産性管理の機能も活用することで、業務全体の効率化とコスト最適化を同時に実現できます。

TimePro-VG|自社に合わせてシステムを設計・構築したい企業におすすめ

TimePro-VG.png

引用:TimePro-VG 公式サイト

打刻方法

パソコン/スマートフォン/タブレット/ICカード/紙カード式タイムレコーダー/生体認証(指静脈、顔、検温)

機能

労務リスクのチェック
届出ワークフロー
休暇管理
変形労働時間やテレワークの労働時間管理
ダッシュボード機能
パート・アルバイトのシフト作成・管理 など

初期費用

要見積もり

月額料金

要見積もり

【TimePro-VGの強み】

  • 中~大規模企業の導入実績が多い
  • 自社の課題に合わせてヒアリング・要件定義・設計・構築が可能

【TimePro-VGが特におすすめの企業】

  • 自社の働き方や業務内容の問題点に合わせて勤怠管理システムを設計・構築したい企業

TimePro-VGは、500名以上の中~大規模企業に多く導入されているクラウド勤怠管理システムです。リプレイスを検討している中小企業にとっても、自社の業務フローに沿ったオリジナルのシステム構築を実現できる、魅力的な選択肢だと言えます。

TimePro-VGの大きな強みは、通常の勤怠管理機能に加えて、雇用契約書の出力や9999種ものシフト管理、人件費計算など、幅広い人事労務管理業務に対応できる点です。自社の業務内容や働き方に合わせて、これらの機能を柔軟に組み合わせ、最適なシステムを設計できます。

また、TimePro-VGでは、自社の問題点や要件に合わせて、ヒアリングから要件定義、設計、構築までを一貫してサポートしてくれます。専門家によるきめ細やかな支援を受けられるため、自社だけのオリジナルシステムを構築することができるでしょう。中小企業の中には、既存のパッケージでは対応しきれない固有の課題を抱えている企業も少なくありません。TimePro-VGなら、そうした企業特有の要件にも柔軟に対応し、最適なシステムを構築することができます。

さらに、TimePro-VGは、クラウドだけでなくオンプレミスでの導入も選択可能です。セキュリティ面での要件が高い企業や、既存のシステムとの連携を重視する企業には、オンプレミス版が適しているかもしれません。

自社の業務フローや働き方に合わせたオリジナルの勤怠管理システムを構築し、業務全体の効率化を図りたいと考える中小企業にとって、TimePro-VGは最適なソリューションの一つだと言えるでしょう。専門家による手厚いサポートを受けながら、自社だけのシステムを構築し、勤怠管理を中心とした人事労務管理業務のデジタル化を推進することができます。

freee人事労務|人事労務も一元管理したい1000人規模未満の企業向け

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引用:freee人事労務公式サイト

打刻方法

パソコン/スマートフォン/タブレット/ICカード/指ハイブリッド認証/指静脈認証/打刻専用端末

機能

勤怠管理
労務管理
給与計算
給与明細作成
入社・退社手続き
年末調整 など

初期費用

無料

月額料金

1人あたり月額800円~(6名以降)

※勤怠管理機能を含める場合

【freee人事労務の強み】

  • 労務手続きを一元化できる

【freee人事労務が特におすすめの企業】

  • 労務手続きを一元管理したい1,000名規模までの企業

freee人事労務は、勤怠管理だけでなく、労務管理、給与計算、給与明細作成、入退社手続き、年末調整までを一気通貫で管理できるクラウドシステムです。リプレイスを検討している中小企業にとって、バックオフィス業務全体の効率化を実現できる魅力的なソリューションだと言えます。

freee人事労務の特徴は、企業の目的に合わせて選べる柔軟な料金プランです。6名以上の場合、月額料金は機能によって400円から1,100円と幅がありますが、勤怠管理システムとして使うためには800円~の「スタンダードプラン」を選択する必要があります。

ただし、freee人事労務は、どちらかというと労務管理に重点を置いたシステムであることに注意が必要です。勤怠管理機能が含まれていないプランもあるため、リプレイスの目的が主に勤怠管理の効率化である場合は、他のシステムも検討した方が良い場合があります。

しかしリプレイスに際して、勤怠管理だけでなく、労務管理全般の効率化を目指す中小企業にとっては、freee人事労務は最適なシステムの一つです。1名から1,000名程度の規模であれば、バックオフィス業務全体の最適化を実現し、人事労務管理に関わる時間と手間を大幅に削減することができます。

勤怠管理システムの導入で業務効率化に成功した中小企業の事例

最後に、勤怠管理システムの導入で自社の企業課題の解決に成功した事例を紹介します。どの事例も、実際にチームスピリットのシステムを導入した成功事例です。

「事例1」と「事例2」は、それまで勤怠管理をエクセルやアナログで行なっていた企業の事例、「事例3」は、勤怠管理システムをリプレイスして成功した事例となっています。

「自社でシステムを導入したらどう変わるだろう?」とイメージしながら、ぜひ参考にしてみてください。

事例1:締め作業を大幅に短縮し、働き方の「見える化」も実現

業種

IT・システム開発業

システム導入前の課題

  • エクセルで勤怠管理をしていたため、従業員の勤怠をリアルタイムで把握できていなかった
  • 入力ミスや集計の難しさによって、勤怠管理の締め作業に非常に時間がかかっていた

システム導入後の成果

  • 勤怠入力と集計業務が自動化したことで大幅な業務効率化となり、7営業日かかっていた締め作業が3営業日で完了するようになった
  • 時間単位休、特別休暇、リモートワーク等を積極的に推進できるようになった

ソフトウェア開発を手掛ける株式会社ジェイエスピーでは、多様な働き方の推進や健康経営を掲げ、エクセルの勤務表で出退勤の時間や工数、有給休暇等の情報を管理していました。

しかしエクセルでの勤怠管理では「労働時間をリアルタイムで把握できない」「締め作業に7日ほどかかる」「入力ミスが多い」といった課題があり、思ったように健康経営を推進できていない現状がありました。

働き方関連法への対応が必要となったことをきっかけとして、同社は勤怠管理にシステムの導入を検討。勤怠と工数を同時に記録できることや、多数の勤務体系を管理できることを条件に製品を選びました。

システムの導入後は、集計作業が自動化されたことで業務効率化が進み、7日かかっていた勤怠の締め作業が、全データのチェックや交通費精算も含めて3営業日以内に完了させられるようになりました。

その他、レポート機能やダッシュボード機能を活用することで社員の働き方を可視化できるようになり、健康経営のための新たな取り組みに着手できるようになったといいます。

この成功事例の詳細:「健康経営」を掲げ、勤怠管理業務の効率化と働き方の「見える化」を実現。時間単位の年次有給休暇や新たな特別休暇などの新制度も無理なく導入。

事例2:バックオフィスのDXが成功し、年間約106時間の効率化実現

業種

製造・メーカー

システム導入前の課題

  • 業界慣習でIT化が進んでいなかった
  • 工数管理が煩雑で管理負担が大きくデータ活用も進んでいなかった
  • 社員のITに対する理解にばらつきがあった

システム導入後の成果

  • 工数管理業務が年間106時間削減され大幅に効率化
  • デジタル化で年間約9,000枚のペーパーレス化を実現
    バックオフィスのDXに成功

株式会社イシダテックでは、製造業界特有のアナログ管理の課題を解決するために、チムスピ勤怠(旧TeamSpirit)を導入しています。従来の紙ベースの工数管理は手間がかかり、データの活用が進んでいないという問題がありました。加えて、社員のITリテラシーにばらつきがあったため、IT化の推進が難しい状況にありました。

チムスピ勤怠を導入したことで、工数管理のデジタル化が実現し、年間106時間もの業務時間の削減に成功しています。また、紙の使用量も年間約9,000枚削減され、ペーパーレス化を達成しました。導入後は、社員向けの研修やサポート体制を充実させることで、ITリテラシーの向上を図っています。

さらに、工数データの分析がしやすくなったことで、業務の効率化とデータに基づく意思決定が可能になりました。これらの取り組みにより、バックオフィスのDXが成功し、より効率的な運営を実現しています。株式会社イシダテックは、チムスピ勤怠の導入を通じて、製造業界におけるアナログ管理の課題を克服し、業務の効率化とデジタル化を推進しています。

この成功事例の詳細:「TeamSpirit」の活用で年間106時間の効率化を実現!イシダテックがアナログ管理を脱却し、バックオフィスDXに成功した理由

事例3:勤怠管理システムのリプレイスにより、柔軟な働き方を実現

業種

IT・インターネット, システム開発

システム導入前の課題

  • フレックスタイム制度など柔軟な働き方を推進したかった
  • 旧勤怠システムでは、新しい勤務体系の導入に作り込みが必要だった
  • 36協定などに抵触するような状況が起きていないかを手作業でチェックしていた

システム導入後の成果

  • フレックスタイム制度の導入ができ、男性の育休やリモートワーク(テレワーク)などを推進できた
  • 有給休暇の自動付与や取得期限管理を効率化できた
  • リアルタイムな労働時間の状況などを一目で把握できるようになった

株式会社フレクトは、「あるべき未来をクラウドでカタチにする」というビジョンを掲げ、クラウドMixインテグレーションやIoTの領域で事業を拡大している企業です。業績が順調に伸びる中、フレックスタイム制度など柔軟な働き方を推進するため、勤怠管理システムの刷新に着手しました。

旧勤怠システムでは、新しい勤務体系の導入に作り込みが必要で、36協定などの法令遵守も手作業でチェックしていたため、社内リソースの効率的な活用が課題でした。そこで、設定ひとつで多様な働き方に対応でき、Salesforceプラットフォームでの実績が高いチムスピ勤怠(旧TeamSpirit)を選定しました。

わずか3ヶ月という短期間で新システムを導入した結果、フレックスタイム制度の本格運用が可能になり、男性の育休やリモートワーク(テレワーク)などの推進につながりました。また、有給休暇の自動付与や取得期限管理の効率化、リアルタイムな労働時間の可視化など、労務管理の精度と効率が大幅に向上しました。

フレクトでは、お客様をハッピーにするためには、働く人がヘルシーな状態を保てる勤怠制度が不可欠だと考えています。チムスピ勤怠の導入により、働きやすさとスキルアップの両立を実現し、第二創業期を迎えた同社のさらなるステージアップに向けた環境が整いました。

この成功事例の詳細:多様な働き方を実現し、さらなるステージアップを目指す!

まとめ|自社に合った勤怠管理システムを選ぶことが大切

本記事では、中小企業が勤怠管理システムを選ぶ際のポイントについて解説してきました。

初めての導入を検討している企業は、基本的にシンプルな機能のシステムを候補に入れると良いでしょう。しかし、リプレイスを行うのもコストがかかります。そのため、リプレイスのコストがかからないように、最初段階から複雑な管理が行えるシステムを候補に入れるのも賢い選択です。

また、リプレイスを検討している企業は、既存のシステムの課題を洗い出すようにしましょう。このプロセスを疎かにすると、また同じ失敗をしてしまう可能性があります。

いずれにせよ重要なのは「自社に合ったシステムを選ぶこと」です。これに成功すれば、多少の導入コストがかかっても、中長期的には高い費用対効果が得られるでしょう。

勤怠管理システムを導入する際には、導入前の比較・検討がとても大切です。いくつかシステムの候補を選んだら、ベンダーに「自社が実現したいこと」ができるかどうかなど、問い合わせてみることをおすすめします。

自社に最適な勤怠管理システムをお探しの方へ

  • 既存システムでは機能や柔軟性が不足しており、その課題を解決したい
  • 就業規則の変更や法改正に都度対応できるシステムを利用したい
  • 自社に合わせたシステム運用を提案・サポートしてもらいたい

このような企業には、100以上の勤務パターンへの対応実績があり、会社独自の細かいルールや法改正にも柔軟に対応できる勤怠管理システム「チムスピ勤怠」が最適かもしれません。

解決できる課題や運用イメージなどを具体的にまとめた「チームスピリット サービスご紹介資料」をご用意しました。勤怠管理システムの導入をご検討中の方は、まずは一度ご覧ください。

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